新しく日本ユニセフが実施している運動

世界の中で日本は、もっとも恵まれている国に選ばれています。
子供の教育水準は高く、生活困窮者に至っては政府や自治体が手厚い補償を用意しているので生きていくのに困ることは、まずありません。
幸せな国で暮らしてる我々ですが、世界では今でも飢餓や戦争・民族紛争で命を落としている方々が約7億人もいるのです。
地球上の全人口の約40パーセントにあたる数字で、他人事として捉えるわけにはいかないでしょう。

1942年に設立されたユニセフ

生活の術を危ぶまれている人々を救う機関として機能してるのが、ユニセフです。
1942年に設立されたユニセフは、世界平和と貧困の救済というコンセプトを掲げて日々活動をされています。
日本でも第二次世界大戦後の焦土と化した時代にユニセフの援助を受けた経験があり、小学生には給食を無償配布をして栄養失調を防ぐ活動をなされました。
さらに戦争で両親をなくした孤児を受け入れる施設を建設し、現在の養護施設の原型を築いた組織でもあるわけです。
世界40か国が加盟しているユニセフに、日本は1970年から加盟をしました。
現在は東京都港区に日本ユニセフの本部があり、ここから世界に向けて支援の手を差し伸べられています。
ここからは、日本ユニセフの概要と2010年から開始された新しい運動「マンスリーサポート」について詳しく見ていきましょう。

計2500名の会員で構成されている日本ユニセフ

まず日本ユニセフは2021年1月時点で計2500名の会員で構成されています。
この人数はアジア諸国のほかの国よりも遥かに多く、年間約30億円もの支援金を賄われているほどです。
関連組織にJRC(青年海外協力隊)もあり、アフリカや中南米・中東で紛争や戦争で住む場所をなくした方々の支援にあたっています。
特に技術者で構成されているのが特徴で、井戸の採掘から医療・住宅や用水路の建設を得意とされています。
アメリカの本部と提携もされており、今では日本がユニセフの基盤を支えているといっても過言ではありません。
アフリカへの支援が多く、年間約1000名の会員と10億円分の食糧支援もなされているのが特徴です。
1970年に設立されてまだ50年程度しか経過をしていませんが、延べ40億人もの人々を救ってきた実績を有しています。
日本ユニセフでは技術支援と食糧支援のほか、教育にも着手されているのが目立った特徴です。
どなたでも一度は小学校や中学校で、ユニセフの募金を経験されていることでしょう。
この学生から集められた募金は、アフリカ・中東では学校の設立と教材の購入費に充てられています。
さらに、現地の教育者の育成もなされており、教育格差をなくす運動にも尽力しているわけです。
1992年にはこの運動が評価され、当時の事務局はノーベル平和賞を受賞し、国連の諮問委員にもなりました。

マンスリーサポート制度

その事務局長が2010年から新しく開始したのが、 「マンスリーサポート制度」 というものです。
この制度を詳しく見ていくと、いわゆる里親制度と同等のものといえます。
インド・ミャンマー・ベトナムの東南アジア諸国の3つでしかまだ機能をしておらず、現在は試験運用中といえますが実際に約4000名の現地の方々の里親になっている日本人会員が存在するほどです。
マンスリーサポートは毎月3000円から始められる運動で、この金額はあくまでも任意です。
1日100円という缶ジュースの価格よりも安い費用で、貧困に悩んでいる方を救えることが国内では高い支持を受けています。
生まれたての赤ちゃんから12歳までの子供を対象にしており、彼らの一人ひとりに直接支援の手を差し伸べられるのが特徴です。
一般的な募金だと自分の援助金がどこで使われてるのかわからず、不透明さが問題視されることがありました。

日本ユニセフでは現地へ訪問ができる機能も用意

ところがマンスリーサポートは必ず対象となる方の名前、顔もしっかりと事務局から伝えられるので安心して募金ができるわけです。
2015年からは日本ユニセフでは現地へ訪問ができる機能も用意されました。
第一回目はミャンマーで、約200名の日本人が参加をしてます。
この様子は毎週BSで放送されているユニセフの番組で目にすることができ、現地の子供たち日本のお父さん・お母さんが来てくれたと泣きながらインタビューに応じていたほどです。
子ども達への支援は20歳になるまで続けられるので、実際に成長の手助けができる点も支持されているところでしょう。
このマンスリーサポートを受けて、教師・医者になった子供もいます。
大人になった彼らは自身の体験をもとに、自国で困っている方々を救う活動に参加をする方が大半です。
日本人の善意で貧しい国が救われ、新しい国へと歩みを進められているというのがよくわかります。

まとめ

日本ユニセフでは現在も積極的に会員を募っており、この地球上から貧困をなくすことを目指されています。
ひとりでは不可能でも大勢の方たちが協力をすれば不可能ではありません。
参加をすることでその可能性を大きく広げられるでしょう。